この様な声を形にした新しい発想の商品がエンジェルドライ�Uスプレーです。
エンジェルドライ�Uスプレーはほとんど瞬間的に乾燥して釜、カム、針に長寿命の固形潤滑皮膜を生成します。
油無しで卵焼きが焦げ付かないフライパンと同じ原理です。
この潤滑皮膜が摩擦抵抗値を下げ、少量の潤滑剤でも高潤滑性能を可能としております。

今では特に油汚れを嫌う大手ストッキング、ソックスメーカー様、有名肌着メーカー様が専用スプレーとしてご使用して頂いております。
特にダブルシリンダー靴下、ボディサイズ成型機への釜、カム、針への潤滑剤として高い評価を得ております。

＜用　途＞
−編機のカム、針、釜への綺麗な潤滑剤として。
−靴下ダブルシリンダー編機、リンクス編機のダイヤル側へのスプレーして　製品を汚しません。
−編機のアクチエーター、ストライパーなどへのドライ潤滑用に。

＜使用方法＞
−毎反後、潤滑剤必要箇所へ1~2周スプレーしてください。

＜特　徴＞
−速乾性ですので製品を汚しません。

分解掃除に必要な釜には、ワックス、潤滑油、針油、短繊維や風綿、合成繊維用油剤、合繊モノマーなど様々な物質がしっかりと結合して、落しにくい付着物を形成しております。
それら付着物は機械や生地に対して、油染み、編み生地の均一化を損なうなど様々な悪影響を生み出します。

これらの汚れ物質をどのように溶解させるのか？
その答えがリーベン50スプレーです。

インキ印刷用溶解剤、ラベル剥がし剤、樹脂洗浄剤、浸透剤などの安全な薬品を組み合わせて洗浄母剤を作りました。
また編機の焼付け防止の為、低粘度のニードルオイルも添加してこのスプレーは出来上がりました。

＜用　途＞
−各編機の分解掃除
−編機出荷前の釜洗浄
−ダブルシンカーの引っ付き防止

＜使用方法＞
−編機の糸をすべて切った後で、釜やシンカーベットに十分リーベン50をスプレーします。
編機を約10分間空運転して下さい。針やシンカーの往復運動により釜目が、掃除されます。空運転後、針、シンカーを抜き取りエアーで浮き上がっている汚れを吹き飛ばして下さい。
−分解掃除する編機のカムブロック、針、シンカーを取り出した後、釜、シンカーベット　に十分スプレーして下さい。1−2時間放置した後、エアーで吹き飛ばして下さい。

＜注　意＞
−浸透力、溶解力が非常に強い為、編機の塗装を剥がす恐れがあります。
塗装面に直接掛からないようにご注意してください。
−分解掃除をしない編機にはスプレーしないで下さい。稼働中の編機に間違ってスプレーしますと、油スジが止まらず、不要な分解掃除をする羽目になります。
−リーベン50を使用後は、弊社姉妹品でもあるリーベン200、リーベン200HDなどの潤滑剤を編機再運転前に十分与えて下さい。

リーベン100スプレーは、糸道油にも使用出来る#100オイルを主原料として、更に針の目詰りの主成分たるワックスや風綿等を詰まらなくする各種溶剤を配合したスプレーです。

瞬間蒸発、ゆっくり揮発、超スロー揮発の各溶剤の働きにより、針溝はいつもクリーニングされて不純物凝固を妨げます。更にラッチに十分な潤滑を与えて針の寿命を長くします。
針が目詰りしてから対策を考えるよりも、絶えず反末でスプレーして予防する事を
お薦めいたします。
以下の計算の結果から、せめて一日一回、できれば一反に一回は針のラッチにリーベン100をスプレーしていただきたいと思います。

30”×28G×90F×30rpmのシングル丸編機の針のラッチ（ベラ）は三ヶ月の間に何と349,920,000回開いたり閉じたりしています。

1. 編機1回転で一本の針は、90回、開閉します。
2. 1分間に30回転すると、90F×30回転＝2,700回
3. 1時間で、　　　　　　 　90F×30×60分＝162,000回
4. 1日24時間では、　　　90F×30×60×24時間＝3,888,000回
5. 三ヶ月/90日では、90F×30×60×24×90日＝349,920,000回

しかも30インチの編機には2,640本もの針があり、同じ回数開けたり閉めたりして働き続けているのです。ぜひ針のラッチにリーベン100をスプレーして戴きたい理由がお解りいただけたいと思います。

又、分解掃除をした後で釜に針を入れると倒れてきます。（特にシンカーでは）リーベン200の無いころはグリースやワセリンを釜に塗って針の一時仮押えをさせていましたが、その後の油スジの始末が大変でした。
そこで、グリースやワセリンの変わりにリーベン200を、針を入れる5、6分前に釜にかけてから針をいれますと、カムブロックをはめるまでの間、針が倒れてきません。（ここが特許と認められました）

先程も言いましたように寒い冬の朝、冷えて重い編機を動かす強烈な潤滑力が有りますから、きしむ位にきれいに洗浄された釜や針にスプレーすることにより、油スジもほとんど気にならない理想的な潤滑剤となります。
更に、糸に付着しても油焼を起こさない繊維油剤（糸道油）と同等の配合がされていますから、どのニードルオイルよりも安心してご使用になれます。元気のよい人は糸や針の滑りが悪い時、綿糸一本にだけスプレーされるのを見かけますが、いくらリーベンがきれいな潤滑油と言っても、染色のクレームが怖くて危険です。全部の糸に同じ量噴射できるのであれば、かなり危険は避けられると思いますが必ず使用前のテストをして下さい。とにかく染色工場では、精練洗浄工程が省かれていますから。

発売以来20年が経過し、リーベン200スプレーの良さが認められましてお陰様で本当にたくさんのニッター様にご使用頂ける様になりました。
今では国内のニット工場様に留まらず、イタリア、台湾、中国系編機メーカー様にもご使用頂き高い評価を頂戴しております。

リーベン200HDは、横編機の編成部に一日に2、3回スプレーすることで丸編機のオイルミスト給油と同様に少量のオイルを均一に又、生地を汚さないで給油できます。
約90%の成分が、スプレー後に揮発、蒸発しますので編み生地に付着しても油分はほとんど残りません。

主成分の#200ニードルオイルは、“糸につける編立油”をベースとした潤滑油ですから、編みにくい糸にスプレーした時には良好なニッティングオイルとなります。ステンレス糸を編む時の唯一のオイルでもありました。
そして、糸に付着しても安心な各種添加剤を配合してこのスプレーは、出来上がっています。針床に積もった風綿や油、ワックスによりガチガチになって針の動きが悪くなるようなこともなくなります。又毎朝ニードルベット、キャレッジ等の編成部に軽くスプレーしてください。編機が軽く動きますし、針やその他の部品の消耗、摩耗防止に有効です。
これらの優れた性能が島精機の横編機SESの可動式シンカー部の指定潤滑剤となりました。

8〜12時間に一回、SESの針、可動シンカー、ニードルベット、キャレッジ駆動部等にスプレーしてください。（編み地を汚しません）